藤村診療所は1984年に院長の父藤村宣夫が開業しました。
父はそれまで徳島大学泌尿器科で助教授(現在の准教授)をしておりましたが、 医師である父の兄から近くで開業しないかと誘われ、この高槻の地で診療所を開業する事になりました。
「藤村診療所」という名前はその時からのもので、患者さまのご家族全員の色々な悩みを解決できる気軽に来院できる医療機関でありたいという想いから父が「診療所」と命名しました。
今の時代ではかなり昭和感があふれていますが、この名前が気に入っています。 藤村診療所開業の年に医学部に入学し卒後は大阪医科大学附属病院や大阪府下の市中病院での勤務を経てこの診療所で父とともに勤務をするようになり2007年に院長になりました。
常にお話していることは「患者さまの身体は一つ」であるという事です。
そしてその身体を把握する為に受けて頂く検査も患者さまのものです。 当院で受けて頂いた検査、他院にご紹介して戻ってきた検査結果はすべて患者さまの健康管理手帳(糖尿病手帳、高槻市の健康手帳など)に看護師と院長が書き込んでいます。 この手帳を見れば、何の検査をいつしたか、次の検査はいつか、どの検査が必要か、何のデータに変化があるかなどがすぐわかるようにしています。
身体を切り離さない、受診歴を切り離さない、検査結果をあちこちに置かず、身体全体の事がこの一冊でわかるようにしていますので他科受診する時や、ご自身の健康管理の為に患者さまに常に携帯しておいて頂きたいと思っています。
また、ご家族にも手帳の置き場を知らせて頂き緊急時には医療機関に持参して頂きたいと思います。 皆さんの健康を把握するための大切な手帳に看護師と院長で心を込めて記載していますので大切にして頂き、有効に利用して頂きたいと願っております。
診療の際、患者さまの健康管理をさせて頂くために、 家族構成や日常生活の過ごし方、趣味など患者さまの生活の背景を知っておくこともかかりつけ医としてとても大切です。
それらは病気の原因に関わってくる事があるので様々な角度からお話をお聞きするようにしています。趣味で肩こり、趣味で寝不足などという事も多々あります。
そして皆さんの大切な趣味のお話を伺うことは私の楽しみの一つでもあります。
本来なら作品を展示させて頂きたいのですがスペースが無いため、診察の時に作品をお持ち頂いて撮影させて頂き、ブログでご紹介させて頂いています。
趣味のお話を通じて患者さまから色々と教えて頂けますし、患者さまの病状にどう趣味を生かして頂いたらいいかなどのアドバイスもさせて頂いています。
病気の多くは食べ物の良し悪しで発症してしまいます。
患者さまには「健康に生きるために食べましょう」と毎回お話をしています。口に入れるすべてのものが身体を作っていますので、何をどのように食べるかがとても大切です。私自身も毎日食事を作っているので、同じ目線で食事のアドバイスをすることができます。
ご希望や、より細かいアドバイスが必要な方は管理栄養士からのアドバイスも受けて頂く事が可能です。
また、20年ほど前に高槻市栄養士会の栄養士さんと糖尿病食事教室を立ち上げました。
実際に糖尿病食を作って調味料の使い方、食材の量を勉強して頂く実践的な教室で、当院の患者さまにも参加頂き、より良い食習慣に改善された方が多数いらっしゃいます。
院長は外来診療以外でも沢山の活動をするように心掛けています。
高槻市医師会女性医師の会・会長として、毎年9月第1週日曜の高槻市民健康フェアでは「女性のための女性医師による健康相談会」、6月頃には高槻市内の女性医師による「女性のための健康講演会」を開催しています。
また、少し前にはこども食堂で「女医の仕事」というタイトルで子供たちにお話しする機会を頂きました。最近は病院や介護施設でのロビーコンサートを通じて音楽で健康になって頂きたいという想いから仲間と活動しています。色々な活動を通じて、多くの方と繋がりながら、医師として診療以外の時間でも出来るボランテイア活動をしていきたいと思っています。
いつも笑顔で患者さんをお迎えいたします。ご不明な点はお気軽にご相談ください。
いつも清潔で居心地のよいスペースになることを心がけています。