食べ物に含まれるブドウ糖は体内に取り込まれるとエネルギーとして利用されます。しかし、インスリンの作用が弱いとブドウ糖(血糖)を上手く利用できず、血糖値が高くなります。このような状態を糖尿病といい、血糖が高い状態が長く続くと合併症を発症します。
遺伝子因子と過食、運動不足、肥満、ストレスなどの環境因子および加齢が加わり発症します。大きな合併症を来さないためにも、糖尿病、糖尿病の疑いと診断された場合は早めに受診してください。
よりよい血糖のコントロールをして頂くために、糖尿病外来にて糖尿病患者さまをしっかりとサポートしております。(予約ではなく一般診察と同じ時間です) 定期受診、定期採血、合併症の評価などしながら、食事、運動についても細かくお話させて頂きます。
血糖が安定している方は2か月毎の受診をして頂きます。
患者さまとよく話し合い、患者さまの血糖コントロールと生活パターンにより、ご希望を伺いながらインスリンの種類や量を決めて参ります。
インスリン療法は、糖尿病が悪くなった最後の治療法というものでなく、より良い血糖コントロールをするために選んで頂ける治療法です。
2型糖尿病の方では、インスリンを打ち出したら一生打たなくてはならないものではありません。
1日1回打つインスリンで良好に血糖がコントロールできる方も沢山いらっしゃいますし、針もとても細くなり痛みもほとんどありません。
色々なパターンで外来導入を御指導しておりますのでご安心下さい。
インスリン治療中で転院ご希望の方もお受けしております。大きな病院と違い、ご心配な際にはいつでもお越しいただけるのがかかりつけ医のメリットです。
転院ご希望の際には診療情報をお持ちいただけると助かりますが、無くても現在の治療薬などわかるものがございましたらご持参ください。
当院外来にて、高槻市栄養士会の管理栄養士生野さんによる栄養指導を実施しております。
糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、腎臓病、肝臓病、肥満症など様々な疾患に対して日々の食事についての注意点、改善点を丁寧にご指導いたします。
3日間の食事内容を記載して頂き、なるべくお食事を作る方にも来て頂いて患者さまの現在の食生活の中で、出来ることから改善して頂きます。
今まで間違った認識だったとか、砂糖の量が分かったなどの感想を頂きとても好評で、栄養指導を受けられた後の検査データは皆さん改善しています。